一度しか知らされない事実を受け入れる身になったあなたの体は
燃やされて灰になって天にのぼった

どこかで聞いたお話を繋げあわせて
わたしが勝手に作り出した嘘かもしれない

カメラを構えた見知らぬおじさんは
ひとつシャッターを切ると決まりが悪そうにそそくさとこの場所を離れた

みんなお互い 体を 労る 心配する
未来は くるけれども 一体だれに?
決まって必ずみんなにやってこないのに 願うの?

灰になったあなたがのぼった天に






「気持ち」優先速度(2007/05/03)