雨のにおいがわたしを呼び起こして
海の向こうの世界へと連れていくの

いつまでも小さいままじゃだめだと叱られて
空色の涙を流しながら思い切り笑うの

年に一度だけわかることは
背伸びした足が無駄じゃなかったこと

朝の光を消して雨雲が現れたら
わたしは消えて しらない未来に会いにいくわ






梅雨(2007/05/20)