白い太陽が朝を知らせると
様々な種類の鳥たちが騒だし
昨日の雨のために滝のように流れ落ちる川の水が照り輝く
聞きなれない発音が温かくわたしを包んでは
自然の流れをそっと教えてくれた
今日起こった全てのことが明日になるのよ、と誰かが呟いた
そこには悲しみと喜びがいつもあったわけではないが
確実に幸せは訪れた
なにかが悲鳴を上げ始めたときでさえ
人々は自然に身を委ねたんだ
今 白い太陽は地面と不仲になってしまった
光は反射されて まともに朝がやってこなくなった
暖かさを求めた手が全てを壊してしまったんだ
もうないもの(2007/)
(白くて硬い、冷たいものが死を招いた)