胸中に突き刺さる正体さえ暴けないぼくには
それを抜く術さえも知らず
まして 治癒力を信じることなどできないだろう

叫びを響かせて、ああ!
まばらな点が目の端でちらつく!
ああ!きみは 甚だしく悲鳴をあげているのに!

せめて手を握るために書いた手紙の文字は遠く儚く潰されて
幼い花が散ることにさえ 同情を寄せない

冷たい指先が 我慢を知った瞬間に
声を唸らせ未来を祈る






ネットワークにて(2008/01/27)