ぼくたちの許されたいところに
本来は存在しえない輝きがあって
そこであなたはぼくたちを想いながら泣いている
ぼくたちの許したいところに
あなたの命があって
けれども それは不可能であるために
ついにあなたは消えていくの
ぼくたちが許された時分には
あなたはもうすでに姿をみせなくなっていて
そのとき ぼくたちはあなたの涙の正体をようやくしるの
せめてぼくたちのしらないところで笑っていて欲しいと願うけれども
ふたたび許されない事実をつきつけられるために それは叶わないの
許しを乞うために(2009/11/22)